エヴァ学 第3講
昨日あんなに飲んだのにちゃんと今日は1限から出席できました。酔ってないけど。
今回は使徒のお話メインで色々脱線させていこうかなと思います。第1講で使徒が別の可能性の生命体だと言いましたが、厳密に言うと少し違います。使徒とはズバリ「その地球に存在する生命体」です。そして存在を始めた順番に番号が付いています。私たちもいまこうして地球に存在していますよね。そう、私たち人間も使徒の1つです。順番は第18使徒。最後の使徒です。名は「リリン」。群体で1つの使徒として扱われます。第1使徒はアダム。白き月と共にこの地球にやってきます。第2使徒はリリス。黒き月とともにこの地球にやってきます。そのせいでこの世界の秩序が狂いました。これをファーストインパクトと呼びます。第3〜17使徒まではアダムから生まれたアダム派の使徒。そして第18使徒がリリン。
↑第2使徒 リリス。よく見ると下からリリンの脚がたくさん生えてきているのがわかる。
さて、使徒との争いは自然淘汰だということは以前に説明した通り。次はこの自然淘汰について。
以後、私の言う使徒は第2使徒リリス、第18使徒リリンを除くアダム派を指すものとします。
まず、使徒は何が目的なのか。言うまでもなく、リリンの滅亡、アダム派の地球での繁栄ですね。では、そのためにどうすればいいのか。それは、使徒が母アダムの元に還り、サードインパクトを起こすことです。サードインパクトが起こると全ての生命体の魂がガフの部屋に入ります。ガフの部屋とは黒き月と白き月の中にある空間のことです。しかし、使徒によりサードインパクトが起こった場合、開くガフの部屋は白き月、アダムの方のみ。この場合、リリンの魂は還元できず消滅します。結果使徒の魂のみが還元され新たな進化を遂げる。これが使徒の目的です。すなわち、使徒はアダムに還るのが目的でありそれが種としての本能です。渚カヲルの言葉、「アダム、我らの母たる存在。アダムより生まれし者はアダムの元に還らねばならないのか。人を滅ぼしてまで」という言葉が象徴的。では、リリンがサードインパクトを起こしたらどうなるか。もちろん、黒き月のガフの部屋が開きます。そうすると、リリンの魂だけが還元され1つになり新たなる進化を遂げます。これが「人類補完計画」。ゼーレの目的はこれですね。
↑ゼーレの紋章。ヨハネの黙示録、黙示録の羊の顔。
使徒を倒し人類を救うのが建前。本音はその先にある人類補完計画。これはいわば現人類の滅亡です。以上がゼーレの目的。そしてゼーレの手駒として扱われているのがネルフ。しかし、ゼーレの陰謀を知る者はネルフの中でもごく僅かです。ゼーレのシナリオをなぞるネルフ。その先にどのような未来があるのか。また次回。