都紀女加王墓前バス停で待つ。

長崎生まれ佐賀育ち 中高福岡大阪在住 完全趣味の自己満足ブログ。 @tsukimecha

エヴァ学特講1

今ネネトフリでエヴァが観れるらしいので、アニメの話の中の演出の意味を解説していこうと思います。今までよりネタバレ強めなので2周目、3周目を観た後でこれを読むことをお勧めします。

 

第1話 使徒、襲来

 

まず、開幕から出てくる2015年。セカンドインパクトから15年。水没した街の中を第3使徒サキエルが泳いでる。水没した理由はセカンドインパクトでの南極融解による海水面上昇。(8講内容→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/02/15/190247)また、それによる紛争により壊滅している。ちなみに、サキエルは水を司る天使の名前。だから水面との描写がある。

  もちろん使徒A.T.フィールドを持たない兵器が効くわけない。「そのためのエヴァです」。初号機を動かすことを決意したゲンドウ。そのためには初号機の心であるユイと唯一シンクロできる存在、シンジが必要。だからこのタイミングで呼び寄せた。

 途中ミサトの車からジオフロントを除くシーンがあるけど、あれは既にリリスの空間である黒き月の内部。

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上に宙ぶらりんになってるビルは戦闘態勢の時こうやって地上の建物を避難させることができるようになってる。そしてこの地中空間の下にあるピラミッドみたいなのがネルフ本部。

 エヴァとの初対面。母子の10年以上ぶりの再会。シンジに鉄骨が落ちてくるシーンで無人の初号機がそれを守る描写がある。ここは個人的に胸熱シーン。言うまでもなくユイが相当の精神でエヴァを動かした。エントリープラグに注入された液体はl.c.l。その正体はA.T.フィールドを失ったリリン=人類の姿。そして、母親ユイが取り込まれている場所でもある。だからシンクロ率を上げることに繋がる。初っ端からエヴァとある程度シンクロできたのはシンジとカヲルのみ。(第4講内容→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2018/11/09/214328

 

第2話 見知らぬ、天井

 

 まぁ普通にやって勝てるわけない。そこを守る母親ユイ。その形が暴走と呼ばれるもの。そして情報操作、ネルフの行動の正当化を図る謎の組織。

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ゼーレ。先行投資、使徒が来た偶然性を話しているがだいたいは裏死海文書で知っていたと予測される。でも、シンジを乗せたことに疑問を抱いているところから初号機にユイが取り込まれていることはゲンドウしか知らないことが分かる。ここにゼーレとゲンドウの思惑の違いが見れる。ゲンドウはこの時から最後の結末を予測していた。

サキエル戦が回想シーンで流れる。ボコボコにされながらも斃れない初号機。ユイがシンジを生かしたいという気持ち。生きたいと思ったら死なない。生きたいと思えば勝つ。最終話まで見た人なら分かると思うけど、エヴァは生命の賛美歌。第26話まごころを、君に で「生きていると思えばどこだって天国になるわ。だって生きているんですもの。」っていうユイのセリフ。これが全て。リビドー万歳。リビドーこそリリンの持つ最大の力。これがあればどんな敵にも負けない。生きているって素晴らしい。

ち・な・み・にペンペンの眼って初号機そっくりなんだけど、特に何も無かった。

 

 第3話 鳴らない、電話

 

授業でセカンドインパクトを扱ってるけどもちろんゼーレに情報操作されたもの。

次に襲来した使徒は第4使徒シャムシエル。かわいい。モデルは昼を司る天使の名前から。昼に来たしね。

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サキエルが15年ぶりだったのにここから怒涛の使徒ラッシュ。理由は使徒が辿り着くべき目標地点=黒き月内部ということを知ったから。これもゼーレによるデマで使徒は誘き出されてるわけだけど。(第3講内容→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2018/10/29/210836

シャムシエル戦はシンジの独断行為になって非難さられるわけだけど、この戦いのおかげでシャムシエルは綺麗な形で回収できて使徒の研究に役立ったとか。

次は4〜6書きます。近いうちに。