都紀女加王墓前バス停で待つ。

長崎生まれ佐賀育ち 中高福岡大阪在住 完全趣味の自己満足ブログ。 @tsuki_mecha2000

日本神話学① 天地開闢

以前10分で分かる日本神話みたいなのを書いたと思うので今回からはそれを深堀りしていこうかなと

 

https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/06/27/200340

 

天地開闢

この世がまだ天と地も別れていない混沌だったとき、急にポン!って神が現れて天と地が別れた。アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒ。この3柱を「造化三神」と言う。すぐに消えちゃうけどね。

その後またポン!って2柱、ウマシアシカビヒコヂとアメノトコタチが現れてまた姿を消した。ここまでの計5柱を「別天津神(ことあまつかみ)」って言って、神の中でも最上位のすごーい神様達。

その後「神代七代」が独身だったりカップルだったりで登場してこの最後に現れたのがイザナギイザナミ。ストーリーはこの2神を中心に進んで行く。

 

ここまでは以前書いた通り。先に出た造化三神は性別も持たず、姿も見えない。明治時代にはアメノミナカヌシは鎧を着た武人、タカミムスヒノカミとカミムスヒノカミは白服を着た男の人みたいに描かれる。日本神話に出てくる神ってほとんどが人と同じ形をしてるようにイメージされてるけど、あのイメージは明治時代にそれぞれの神をビジュアル化した時に生まれたものであって、古事記完成時にはどう言ったものを意識したのかは分からない。まぁ日本神話内の暇を持て余した神々の遊びは人間味ありすぎるからもとから人と同じように表されたのかもしれないけど。

 

アメノミナカヌシは一番最初だからそれはもうドヤバイ神。神ってだいたい神格がある。有名どころだとアマテラス=太陽、イザナミ=安産、コトシロヌシ=商売繁盛みたいに。アメノミナカヌシは「宇宙創造を根底で守る力」。いやもうヤバイでしょ。誰が進んで信仰するんだ。アメノミナカヌシが見守り、タカミムスヒとカミムスヒノが創造する。「ムス」は産巣と書いて創造を意味する。

 

その後のウマシアシカビヒコヂとアメノトコタチはマジで出てきて消えただけだから覚えなくていい。ウマシが先かアメノトコが先かとか、アメノトコタチはアメノミナカヌシと同一だとか色々あるけどあんま物語に関係ない。アメノトコタチって名前から分かる通り、この神の誕生は高天原で立てるようになった=生活できるようになったことを表す。ここまでが別天津神ね。

 

そして神代七代の時代に入る。最初はクニノトコタチ。クニ=地上=葦原中国。この神の誕生は天に続き地上も生活できるようになったことを表す。アメノトコタチは別天津神なのにクニノトコタチはそうではないところに天と地の重要性の違いを見て取れる。神代七代はラスボスにイザナギイザナミがいるんだけど他で面白いのはウイジニとスイジニかな。幼少期にこの神のビジュアル見てトラウマになった。

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https://shinto-jinja.jp/?p=1251

この2神は土壌の神でありここでの誕生は国土が安定してきたことを表してる。神代七代からは男女っていう性別が生まれ始めたのも大事なところ。クニノトコタチ、トヨクモノまでは性別なしの一人神だから、この後で今につながる営みが始まったってこと。日本神話は何か変化が起きたら神を生み出す習性がある。

 

今回はここまで。次回はイザナギイザナミの国生み、神生みから。