EU4戦記 オーストリア編 ① フリードリヒ3世の治世
今回からEU4にてオーストリア大公国でプレイしていく。オーストリアは個人的にとても面白いのでおススメ。基本的に1記事につき1人の君主の治世という形で、行けるところまで。難易度はノーマル。そろそろ鉄人モードをやりたい。
1444年スタート。ゲームにおける初代オーストリア大公はフリードリヒ3世。ハプスブルク家の出身で、神聖ローマ皇帝も兼ねる。
せっかくなので、この神聖ローマ皇帝の地位を利用してゲームを進めていこうと思う。神聖ローマ皇帝の位をハプスブルク家にとどめる為にすることは
・婚姻をしまくることで家系を絶やさないこと
・選帝侯の機嫌を取りながら皇帝選挙でオーストリア大公を指名してもらうこと
・神聖ローマ帝国を再興すること
が挙げられる。もちろん、それと並行してオーストリア大公国の国内維持も大事。まずは婚姻。
今回はブランデンブルク選帝侯のホーエンツォレルン家、バイエルン公のヴィッテルスバッハ家、アラゴン王のトラスタマラ家と婚姻関係と同盟を結んだ。その他にマインツ大司教、プファルツ選帝侯、ハンガリー王国と同盟を締結。この時代の仮想敵国はブルゴーニュ公国、フランス王国、ヴェネツィア共和国、ザクセン選帝侯国。
見ての通り、オーストリアとアラゴンの間の利害は一致していて、この関係はとても強い。ザクセン選帝侯はオーストリアと仲が悪く、ブランデンブルクと挟撃の構図になっているがこの時代のポーランド王国にはまだ敵わない。
この時代、神聖ローマ帝国領土の一部が帝国諸侯ではないブルゴーニュ公国、ヴェネツィア共和国、デンマーク王国、プロヴァンス伯国に侵害されており、まずはこの「未回収の神聖ローマ」の解放が求められる。まずはブルゴーニュ公国に目を付けた。
1447年、戦争が勃発。この時代のブルゴーニュ公国は低地諸侯を属国に従え、さらには選帝侯のトリーア大司教とも同盟を組んでいた。対するこちらはアラゴンとその属国ナポリ王国、ブランデンブルクが参戦。正直これはアラゴン王国がいないときつかった。ブルゴーニュはほっといたらさらに強くなりがちなので早めに叩くのが吉。無事ブルゴーニュから領土を獲得。敵についた選帝侯トリーア大司教はオーストリアの属国とし、オーストリア大好き国に洗脳を開始した。
1454年にはブルゴーニュ公カール1世がフランスとの戦いで戦死。跡継ぎのいないブルゴーニュ公国はなんとハプスブルク家に継承を依頼。先の戦争によるオーストリアの影響力が効いたようだ。同時に低地諸侯も軒並みハプスブルク家の支配を承認し、オーストリア大公国の新たなる領土となった。ち・な・み・にブルゴーニュ公と低地諸侯がハプスブルク家の支配に入るのは史実でも同じ時代。
翌1455年には同盟国ハンガリー王国がハプスブルク家の王位継承を承認。ハンガリー王国はオーストリアの同君下位国に。
プロヴァンスからも未回収地域を獲得し、1460年時点での勢力図がこんな感じ。白がオーストリア大公国。左側にある飛び地ゾーンが元ブルゴーニュ公領。
次はヴェネツィアから未回収地域を獲得したいところだがヴェネツィアは教皇領と同盟を組んでいるため手が出せない。なので、ヴェネツィアの別の同盟国であるサヴォイア公国に宣戦布告することで同盟国のヴェネツィアをつり出し、教皇領を呼ばせない作戦。これ、EU4の鉄板。
1461年、戦争勃発。途中でマインツが降伏するなど苦戦を強いられるも、メクレンブルク戦を終えたブランデンブルクが属国のリューネブルク侯国を引き連れて参戦し形勢逆転。無事ヴェネツィアからも未回収地域を獲得し残るはデンマークのシュレスヴィヒだけになった。
1472年、元同君連合であったボヘミア王国相手に連合回復の名義で宣戦布告。これはオーストリアの強いとこ。敵側同盟国が弱かったせいでなんなく勝利。
1473年ボヘミア王国はハプスブルク家による支配を承認。こうしてボヘミア王国をも同君下位国に置いた。
後々のフランスとの戦争を考え、まずは外堀から埋めていく。フランスとフィレンツェ共和国の同盟を切らせるため、1476年フィレンツェの別の同盟国であるミラノ公国に宣戦布告。ここに少し早いイタリア戦争が幕を開ける。
この戦いの直前に同盟国アラゴンはカスティーリャ王国と同君連合になったので、アラゴンの代わりにカスティーリャと同盟。このカスティーリャの活躍はすさまじく、イタリア諸侯連合艦隊をアドリア海海戦で撃沈し勝利を決定付けた。ミラノ公国からはミラノを含む2郡を割譲し、フィレンツェ共和国にはフランスとの同盟を破棄させた。
1481年、フリードリヒ3世が死去。ラディスラウス・ポストゥムスがオーストリア大公を継いだ。さらに、フリードリヒ3世の多大なる功績はザクセン選帝侯を除く選帝侯が次なる神聖ローマ皇帝位をオーストリア大公から選出することを認めさせた。
フリードリヒ3世の称号
ローマ皇帝、ドイツ王、オーストリア大公、シュタイアーマルク公、ケルンテン公、ハンガリー王、ボヘミア王、シレジア公、ブルゴーニュ公、ブルゴーニュ自由伯、ブラバント公、ホラント伯、ヌヴェール伯、フランドル伯
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