EU4戦記 オーストリア編⑨ ドイツ統一
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第10代マクシミリアン2世の治世。1698年には神聖ローマ皇帝位の世襲を宣言。これにより選帝侯の地位は剥奪され、この先無条件にオーストリア王国君主が神聖ローマ皇帝を兼ねることが認められた。さらにこの年スペイン艦隊が齎した情報により東アジアの勢力図が明らかになる。
バフマニー朝とクメール朝がいつもより強いかなって感じ。よく見るベンガル・スルタン国の範囲にはトゥングー朝が伸びてたり、アイヌの君主が足利氏になってたり。毎回違う世界を見せてくれるのでこれは一つの楽しみ。
・1699年
神聖ローマ諸侯の特権を廃止。これによりカトリック諸侯は神聖ローマ皇帝の完全な従属下にはいる。この時プロテスタント諸侯は支配下に入らない。先の戦争で国内の異端浄化しまくってたのはこのため。支配に入らなかった諸侯はブランデンブルク辺境伯領、ポメラニア公国、バイエルン公国、ヘルレ公国、フリースラント伯領、オストフリースラント伯領、ハンブルク自由都市、ラーフェンスブルク自由都市、ブレーメン自由都市。
これを併合すべくドイツ統一戦争が始まる。
正直この改革が成功した時点でもうあとは時間との戦いになる。戦争吹っ掛ければ諸侯と同君下位国スペインが勝手に戦ってくれるし、負けることはない。だが、ゲームオーバーの1821年までに世界すべてを統一するのはここからも至難の業。
戦争吹っ掛けまくればいいと思うかもしれないが、戦争を続けすぎると君主力を消費するので技術(軍隊の新装備とか新たな政体とか)を得られなくなる。また、国民の戦争疲弊が溜まりすぎると国内の不穏度があがり反乱軍が跋扈する。正直この鎮圧のほうが何倍もだるい。
これからは特に戦争吹っ掛けて勝つだけなので簡単に。
・1708年、デンマーク、ノルウェーとの同盟を破棄し宣戦布告。ノルウェーのカナダ植民地であるヴィンランドの一部をスペインに割譲させる。
・1724年、ブレーメン自由都市をフェルデン司教領に編入しドイツ統一戦争終結。ドイツの全領域が皇帝主権下の神聖ローマ帝国によってまとめられた。
・1729年、第5次ロシア戦争を経てオホーツク海に到達。中国大陸進出の足掛かりを手にする。
・1735年、スウェーデン王国滅亡。スウェーデン王位はスキュッテ家のウルリカ・エレオノーラ(7話参照)の血を引くオーストリア王マクシミリアン2世によって継承される。
・1747年
第10代オーストリア大公マクシミリアン2世死去。息子ヨハン・レオポルトはまだ若く、母のマリー(モントモレンシー家)が摂政を務める。マリーはロレーヌ公との婚姻でオーストリア王室にやってきた。モントモレンシー家は実際にはフランス貴族の家系。なかなかマニアックな王室も出てくるあたりよくできたゲームだなって思う(日本では織田、細川はもちろん九州の少弐家とかもでてくる。世界中どんだけ調べてこのゲーム作ったんだろう)。
称号
神聖ローマ皇帝、ドイツ王、スペイン王、カスティーリャ王、アラゴン王、レオン王、ナバラ王、シチリア王、ヌエバ・カスティーリャ王、ヌエバ・グラナダ王、ヌエバ・エスパーニャ王、ティエラ・アウストラル王、コルシカ王、ナポリ王、クロアチア王、セルビア王、ボスニア王、オーストリア王、オーストリア大公、シュタイアーマルク公、ケルンテン公、ハンガリー王、ボヘミア王、アルバ公、シレジア公、ミラノ公、フェラーラ公、ブルゴーニュ公、ブルゴーニュ自由伯、ブラバント公、ホラント伯、ヌヴェール伯、フランドル伯、サヴォイア伯、モルダヴィア辺境伯、ポーランド王、リトアニア王、モスクワ大公、キエフ大公、ハールィチ・ヴォルイーニ大公、スウェーデン王、フィンランド王
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