桃鉄10年戦争
クリスマスの夜から友達7人で桃鉄をやった。
しゅしょ社長←私のチーム
そーすけ社長
ざいあ社長
いんきゃ社長
桃鉄自体はWiiとかでやっていたのでなんとな〜くルールは知っていた。エアプレーンボンビーで何人か友人を無くしたこともある。
ゲーム10年で開始。この時はこの争いが25日23:30分から翌朝26日9時まで続くことになるとは誰も思っていない。
序盤。皆それほど大差がつくこともなくどんぐりの背比べが続く。そーすけといんきゃは順調に目的地到達を果たし、ざいあは房総半島を暴走しながらナイスカード集めをする。その頃我々しゅしょは私の地元佐賀の物件独占に奔走していた。
途中からはぶっとびカードで目的地ホールインワンするゴルフゲームと成り果てるまで各々楽しみ続けていたが、4年目にそれは起こった。
しゅしょ社長の順になり私がサイコロを振った。止まったカードマスではカードがランダムに貰える。そこで出てきたのが
「シンデレラカード」
こいつはなんと物件を一つ無条件に手に入れることができるのだ。我々はぶっとびホールインワンゲームを途端にやめた。
血眼になって近くのバカ高物件を探す。シンデレラカードの効果が切れるのは5ヶ月。短い。
そして、最終的に豊田の自動車工場7000億を獲得。一気に1位にのし上がる。
ここからこのゲームはトヨタ獲得戦争に様変わりした。皆が血眼になって我々のトヨタ工事を狙ってくる。ここにいんきゃ・そーすけ同盟が締結された。
いんきゃ・そーすけ同盟は日本中を巡りながら強奪飛びカードの存在を知る(みんながこのゲーム初プレイなので何がどこにるかは分からない)。強奪飛びカードとは独占されていない都市がランダムに8つ表示され、その都市の物件を強奪しながらそこへ行けるというまさにぶっ壊れカード。強奪飛びカードが北海道の浦河にあることを知った同盟軍はここから毎ターン強襲をかけ続ける。我々はそのランダムに選ばれる8つに豊田が入らないように、出来るだけ多くの都市を訪れながら、あえて独占せず物件を購入し続けた。こうすることによって豊田の出現率は少しずつだが下がっていくのだ。
さらには毎ターン200億を越える資金を元手に手持ちのカードを全て刀狩りカードに変換。刀狩りカードは相手のカードを奪えるカードで、次第に敵の強奪飛びカードを奪いながら同盟軍の攻撃を阻止した。
だが8年目にして遂に同盟軍は豊田を引き当て、いんきゃが自動車工場を我々から奪取。我々は急遽強奪飛びカードを求め彷徨い始める。完全に攻守交替だ。
さらに、ここで一大事が起こる。この同盟戦争に全く参加せず房総半島を暴走し続けたざいあ社長がなんとシンデレラカードを獲得。すぐ近くの幕張ネズミーランド(8000億円)をゲットし一気に最下位から1位に躍り出た。
いんきゃが自動車工場を獲得したことによりそーすけとの同盟は決裂。ここから毎ターンチームが2人で何十分も相談しまくり、敵チームとの協力、騙し合いを重ねる最高の心理戦が幕を開けた。
9年目から皆んな長考が入りゲームの進行時間は遅くなる。各々がどうやってネズミーランドと自動車工場を獲得するかに全力を賭けた。刀狩りカードの相手の保有枚数を全て把握した上でイタチごっこに勝てるかどうか、後出し有利の占領合戦においてどうやって先攻アドバンテージを活かすか。
我々はざいあと手を組み、幕張にうんちを置くことでざいあのネズミーランドを防御。その後ざいあと我々はいんきゃの持つ自動車工場奪還に動き出した。正直自動車工場ではざいあのネズミーランドに勝てないが、2位でも取れるならいいという判断だ。
両者が結託したことで10年目の2月から詰めに入っていた。刀狩りカードでいんきゃから乗っ取りカードを奪い、次の3月(最終ターン)で豊田に乗り込み乗っとるという計画だ。ここに到達するまでに敵の持ちカードを消費させてきたのだ。全てがここに通じた。
…勝利の女神は我々に微笑まなかった。実は刀狩りカード、たまに失敗するらしい。ここでその失敗が入り乗っ取りカードが手に入らず計画は失敗に終わった。開始4年目〜8年目に1強を誇った我々は負けたのだった…。。。
ち・な・み・にそーすけ社長(人数の問題でここだけ1人チームになってしまった…ごめん)は途中皆んなの長考時間で眠気に耐えられず寝落ちしてしまいコンピュータ代行になっている。