英彦山神宮 備忘録
英彦山神宮に行きました。
御朱印もらうついでに宮司さんと色々お話ししまして。私が日本神話や天皇家に精通してることを知った途端に目の色を変えてあれやこれや教えてくれました。忘れる前にいくつかここに残しておこう。
前提情報はネットに転がってるので省きます(ここが修験道の場でもあり神仏習合の象徴であったことなど)。
・嵯峨天皇の命で九州中の檀家がここに纏められた。42万軒の檀家があった。
42万軒は多すぎる。今だと寺一つにつき檀家数が千でも多い方なのに、しかも昔はそんなに人口もいない。いかに仏教の世界においても重要な場所だったかが分かる。
・雪舟が作った庭園があった。
この再建の際、本殿の向きを3℃だけ変えた跡があるという。そして、それはガラシャの命日になると本殿の真上に星が十字に現れる角度。キリスト教信者の亡き奥さんを偲んで、禁教下でも天に十字架を供えた粋なはからいだなぁと。もちろん、偶然か必然かは本人のみぞ知る。
・細川家が移動して熊本藩主になった後も定期的にここに奉納しに来ていた。
・英彦山神宮(アメノオシホミミ)、霧島神宮(ニニギ)、鹿児島神宮(ホオリ)、鵜戸神宮(ウガヤフキアエズ)、宮崎神宮(カムヤマトイワレヒコ=神武天皇)の繋がり
天照大御神から神武天皇までの上の5代を祀る神社どうしは今でも交流がある。そして、宮中での上奏の際は家系の順に連名していくとのこと。つまり、天照大御神の子どもであるアメノオシホミミを祀るここ英彦山神宮が一番上にくるわけだ。
社家が高千穂家っていうのもオシャレ。高千穂氏はウガヤフキアエズの子孫豊後大神氏出身だけどこことも繋がりがあるのかな?