都紀女加王墓前バス停で待つ。

長崎生まれ佐賀育ち 中高福岡大阪在住 完全趣味の自己満足ブログ。 @tsukimecha

エヴァ学 第4講

部活中に友達から、「授業中にエヴァ学読んでたわ」って言われてとても嬉しかった。なので続き書きます。単純ですね。

 

今回はエヴァンゲリオンについて。あと、ここら辺から解釈は人それぞれ変わってくるのであくまで私の中で導いた答えをもとにまとめさせていただきます。

 

エヴァとは何か?それはアダムの分身、リリンのしもべ。以前に言った通りです。我らリリンがアダム派と戦うためにはアダムの力を利用する必要があった。あの強固なA.T.フィールドを打ち破るために。そして、これも以前言った通りエヴァは人造人間でありエヴァには心がある。ここまでくるともはやエヴァはアダムと等しい存在になってきますが、エヴァには足りないものがあります。それは「魂」です。エヴァの作品中で生命体を構成するのは身体、心、魂の3つの要素。これを覚えておくとアニメも少し分かりやすくなります。エヴァに足りない魂を補うために必要なもの。それがパイロット。主人公碇シンジ含め五人が出てきます。エヴァパイロットは魂の代用品とも言えます。エヴァではコックピットを「魂の座」と呼ぶのもそのためです。

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アダム派の使徒を倒すためには同等のA.T.フィールドを持つ存在じゃないとダメなわけです。第7話でどこぞの集団がジェットアローンというロボットを造り、これでパイロットの少年達を危険に晒さなくて済む!とか言ってましたが、もうアホですね。しかも暴走するし。

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暴走 と聞くとエヴァもよく暴走するように思われているかもしれませんが、なぜ暴走するのか。それについて答えるにはまずエヴァの動かし方について話す必要があります。そもそもエヴァには魂はありませんが心はあります。無人で自分で動くことはできませんが、意思は持っています。そして、エヴァを動かすにはパイロットとエヴァとの精神的相性が良く、この両者がシンクロする必要があるのです。シンクロ率が高ければ高いほどパイロットが自分の身体を動かすようにエヴァを動かすことができます。では、人間個人、一番シンクロできる相手は誰か。それは「母親」です。碇シンジの乗るエヴァ初号機には母碇ユイの心が入っています。魂の座の中に満たされるL.C.Lの中に。

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↑このオレンジの液体がL.C.L。詳しくはまた今度話します。

 

碇シンジはこうしてエヴァの中で母親と接触していたわけです。本人は最初自覚していませんが。碇シンジが初めて初号機に乗ったにも関わらず動かせたのはそのため。親子ゆえシンクロ率が元から高いのです。

 そろそろ本題「暴走」について。エヴァが動く原理はわかったと思いますが、エヴァの電源はアンビリカルケーブル(へその緒の意味)で流されています。こいつが断線してしまうと、内部電源の5分しか動くことができません。

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↑断線するアンビリカルケーブル

 

電源が切れると動かなくなります。これが活動限界です。

では初号機の暴走。初号機はアニメ上3回暴走します。サキエル戦、レリエル戦、そしてゼルエル戦。そのいずれも初号機は活動限界後、シンジ危機の時です。となると何がエヴァを動かしていると思いますか?そう、これはL.C.Lとなった碇ユイが科学の域を越えて、息子シンジを守りたいという強い意思で動かしているのです。だから思うように動けず、制御もできず、結果暴走と呼ばれるのです。

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ね、暴走って深いでしょ?これがなんと第2話から出てくるんですね。このアニメの中では、母親の息子への愛が色々な形で見ることができます。そして最後、この親子の愛が人類の未来を決めることになるのです。

 

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次回もエヴァ本体の話をもう少し。いや、気分で別の話題にするかも。