都紀女加王墓前バス停で待つ。

長崎生まれ佐賀育ち 中高福岡大阪在住 完全趣味の自己満足ブログ。 @tsukimecha

九州新幹線8周年記念

2011年3月12日。東日本大震災の混乱止まぬ中九州新幹線は全線開通。九州新幹線開通から早8年が経過した。

 

全線開通した日は上記の通りだけど部分開通は2004年とまぁそこそこ古い。開業した駅は新八代新水俣、出水、川内、鹿児島中央。さて、この5つの駅名を間違いなく全て正しく読める九州外部民はどれほどいただろうか。この部分開業より随分前にJR九州九州新幹線の名前を公募した。しかも選ばれた名前を応募した人の中から数名には特典付き。当時8歳の私は考えて考えて「はやと」という名前を応募した。鹿児島から連想した薩摩隼人のはやとであり、またスピード感もありかっこいい。結果なんとこの「はやと」という名前が一番投票数が多かった。しかし、JR九州は1位ではない「つばめ」という名称を選んだ。以下、Wikipediaより引用

 

九州新幹線の部分開業の際、「つばめ」の名称は公募により決定し、得票数では第1位が「はやと」で「つばめ」は第5位であった[1][2]が、「はやと」は採用されなかった。なお、「はやと」の名前は九州新幹線開業と同時に設定された肥薩線吉松駅発着の特急「はやとの風」に用いられた。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/つばめ_(JR九州)

 

当時の私は結局つばめにしたかったんやないんか!!と思った。まぁ今思うとつばめで良かったね。長きにわたって博多〜西鹿児島を結び、ビュッフェカーやつばめレディで有名になりJR九州の顔にもなっていた787系つばめ。こいつの名を無くすのは良くないか。あと「はやと」だと東北新幹線の「はやて」と混乱しちゃいそうだし(かつての新潟新幹線あさひ号の例もある)。んなわけで新幹線つばめが新八代鹿児島中央間で運転開始して博多〜新八代間の未完成区間は「リレーつばめ」が補うことになった。

 

JR九州が凄いのはこのリレー方式に対する本気の入れよう。まず、言わずもがなリレーつばめとつばめは新八代で折り返すのだが、お互いに行先標にはリレー完遂後の行き先しか表示しない。博多からのリレーつばめは実質新八代行きなのに行き先は「鹿児島中央」となっているし、鹿児島中央からのつばめも実質新八代行きなのに「博多」となっている。ちなみに同じく博多発の特急ソニック大分駅で特急にちりんと接続する場合でも行き先は大分だし、電光掲示板も大分(宮崎空港)となっていた…はず。リレーつばめとつばめは単なる接続じゃないってこと。

さらに、このリレー接続をスムーズに行うため新八代駅に連絡線、さらに専用ホームまで配置する優しさ。連絡線に至ってはわざわざ地上在来線から新幹線高架ホームに向かうわけだからかなりコストかけてんなーと思う。でも、そのおかげで新八代での同一ホーム対面乗り換えを実現させ、3分という短い時間でのリレー接続を可能にした。

 

私も何度かリレーつばめとつばめを乗り継ぎ鹿児島へ行ったことがあるが、新八代を降りた瞬間目の前で新幹線つばめが静かに待っているのを見る度になかなかにテンションが上がった。中学1年の頃学校行事で鹿児島へ行ったが、その時もこのルートを使った。

 

中学へは電車で通学しており、全線開通に向けて工事が終わっていくのを見るのが楽しみだった。開業後長崎本線列車は肥前麓駅の次に新鳥栖駅に停まるようになり、「新しい時代が始まったな」と思った。現在佐賀県唯一の新幹線駅であるこの駅は今なお私が帰省の度にお世話になっている駅である。

 

新八代しんやつしろ

新水俣…しんみなまた

出水…いずみ

川内…せんだい

鹿児島中央…かごしまちゅうおう