シン・エヴァンゲリオン 2回目
※ネタバレ含みます
※ネタバレ含みます
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2回目見てきました。なんとな〜く分かりかけてきた気がしますがまだまだ謎ばかり。考察も増えてきてるらしいけど、まだ見たくないんですよね。
今回も雑に書きます。
まず、使徒が全部分かった気がする。第1使徒から第13使徒(13号機)まで、11番目が空いてたけどおそらくこいつは第9使徒に取り込まれたアスカ。2号機+9使徒=11使徒。数字も合う。13号機を封印する為にアスカが使徒の力を解放したあの姿じゃないかな?
エヴァシリーズも13まで全部揃った。零、初、弐、参、4(44A、44B、44C、パリ復活の際に邪魔しにきた奴ら)、五(仮設)、mark6、七(ガイコツのやつ)、八、mark9(アダムス)、10(アダムス)、11(アダムス)、12(アダムス)、13号機。
映画後半で生命の書っていうのが出てきたので上映後調べたら、それは永遠の命を持つものが名前を記されるというものだった。それにゲンドウとカヲルが記されている=2人はエヴァの世界観を永遠と繰り返す存在。だからゲンドウは旧劇でシンジが人類補完を拒絶したのを知っていたし、カヲルはシンジを今回こそ助けると言った(多数の棺も象徴的)。だが、ゲンドウは電車(あの電車は心の中だったり、行ったり来たりを繰り返す、輪廻の象徴。アニメ版から続く大事な描写)の中でシンジと向き合って話すことで大人になり、電車を降りた(=物語のループからの脱却)。その後を引き継いだのが「渚司令」。だが、カヲルも大人になったシンジと加持リョウジと話すことで老後は野菜を作ることを選択(脱却?)。
もともと旧劇ではサードインパクト後世界は変わったが、シンジとアスカは新しい世界にそのまま引き継がれた(輪廻脱却失敗)。漫画版ではアスカは新世界に引き継がれなかったが(見た目は同じだが中身は別人)、シンジだけは輪廻から脱却しなかった。それが今回は最後シンジも別人になっている(声優変更)。ここで完全に全キャラがエヴァのストーリーの呪縛から解放されている(最後のチョーカー=エヴァそのもの?)。
一番謎なのはマリの存在。何歳やねん。ってか、マリがいたおかげでアニメ、旧劇の輪廻から脱却できた=マリがエヴァンゲリオンを終わらせた存在。マリのセリフだと、ミサトが新たな槍を創造したときに「人類は神の力無くしてもここまでこれたよ、ユイさん」的なものが私はめちゃ心に残ってる。これってめちゃ深い。もともと人類という閉塞した存在を脱却しようとしてゼーレやネルフは人類補完計画に動き出したし、ユイもそれに賛同している。でも、神にならずとも人類が進んだっていうのがとても大事。人類補完計画が必要無いことを示している。
初号機と13号機がロンギヌスの槍で贖罪するシーン。あそこで母ユイがシンジを守り、シンジは「この為にここにいたんだね」って言う。つまり、ユイは人類補完計画を望みながらも初号機が依代となる場合、パイロットたる息子が犠牲にならないようにそこでずーーっと見守っていたことになる。いやぁ、ユイは旧劇でも新劇でも泣かせてきやがるぜ。…ってか、そもそも最初からゼーレのバックついてるユイは何者やねん。
全エヴァ通してユイは起点になってる。新劇で見たらマリが転換点になってる。そして、それらをメタ的な視点から俯瞰してる存在がゲンドウとカヲル。ってか、ゲンドウは庵野そのものだね。