エヴァ学 第9講
前回→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/02/15/190247
近いうちにセカンドインパクトの話をすると言ってもう2ヶ月経とうとしてましたね。
セカンドインパクトがゼーレの手によって引き起こされた事は先述した通り。それによって動いたのは人間社会だけではありません。
リリスがこの地球に到来したファーストインパクト後活動を止めていたアダム派の使徒達もこの衝撃により目覚め、アダムと接触すべく動き出します。アダムと接触する理由はこちら→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2018/10/29/210836
そしてその気配を察知したゼーレは新しくできた第3新東京市の地下にアダムが眠っているという情報(デマ)を流します。その結果起きたのが2015年、新世紀エヴァンゲリオン第1話「使徒、襲来」です。なぜこのタイミングで使徒が動き出したかって、このセカンドインパクトがトリガーになっていたんですね。使徒が自主的に第3新東京に攻めてきたんではなく、ゼーレが誘き寄せた罠に使徒が引っかかった。知恵の実を持たない愚かな生命体というわけです。
こっから怒涛の使徒襲来ラッシュ。偽情報に釣られた使徒達が次々とやってくる。ではここでゼーレとネルフの人々の思惑を確認しましょう。
ネルフの人々(ゲンドウ、冬月除くミサト、シンジ、アスカ等)の思惑
使徒と呼ばれる存在がなんなのかはよく分からないが、破壊攻撃を繰り返して近付いてくるので殲滅すべき対象と認識し立ち向かう。エヴァはそのための兵器。その先に何があるのかは不明。
ゼーレの思惑
全ての使徒殲滅後、安全な状況下でリリスのガフの部屋を開き、リリン=人類の魂を還元し新たな一つの生命体に人工進化。すなわち、人類補完計画の遂行。エヴァ(初号機)はリリスの分身であり、人類補完計画になくてはならない存在。とりあえずは使徒殲滅を目標とするネルフを利用。
みたいな感じ。ゼーレってキリスト教系秘密結社で、考え方もそれに通じるんですよね。今を生きる人間は群体として成立した結果互いに戦争を繰り返す結果を齎した。そんな出来損ないの存在なら一つにして新たな完全生命体にすれば良いんじゃないかってこと。これが人類補完計画の真髄。
もちろんこの人類補完計画はネルフの人々には公開していません。そんなことしたら皆離反しちゃうでしょう。でも、それもいつかバレます。そしてどうなるか。
続きはまたいつか。