都紀女加王墓前バス停で待つ。

長崎生まれ佐賀育ち 中高福岡大阪在住 完全趣味の自己満足ブログ。 @tsukimecha

神聖ローマ帝国史 0講

 

'0話'とか'0回'とかの響ってなんか憧れる。そのためだけのこの記事。

 

佐賀戦国史も佳境に入りあと4話?くらいだと思うので、その次に予定している神聖ローマ帝国史の軽い導入を。

 

神聖ローマ帝国という名前は知ってる人も多いはず。受験世界史でも出てくるし。でも、その内部について詳しく知る機会は無いと思う。神聖ローマ帝国はとても面白い。私が専門としている分野でもあります(自称)。

 

何百もの諸侯が分裂し統合し今につながるドイツの歴史を紡いできた。司教、王、侯、公、伯、様々な身分の領邦君主達がお互いに覇権を争いながらも、どこかに「ドイツ」というナショナリズムを持って今のドイツを形成していった。その流れの面白さを知ってもらえれば本望です。

 

詳しく話せば話すほどキリがないので、分かりやすくまとめれる範囲で書きます。でも、いずれはマニアック向けのも書きたいね。

 

以上、般教神聖ローマ帝国史のシラバスでした。

 

 

 

佐賀戦国史⑤ 龍造寺全盛

前回→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/11/25/203405

 

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1578年耳川の戦い前の勢力図

 

今回は肥前の熊、†龍造寺隆信†を語る前に九州の諸大名の話を簡単にしておこう。

 

かねてより薩摩の一部を治めていた島津家は、貴久の代で敵対する別島津家や肝付家を破り薩摩を統一。その息子義久の代で領土を大きく拡張していった。

 

日向国には伊東氏がいたが度重なる島津の猛攻に耐えきれず、最後は木崎原の戦いに破れ没落。ついには大名†伊東義祐†が豊後に逃げて伊東家は滅亡した。

 

肥後には北に阿蘇氏、南に相良氏がいた。阿蘇氏はもともと阿蘇神社の宮司という身分であり、周りの戦国大名と張り合うほどの勢力を持ったものではなかった。しかし、名将甲斐宗運の外交力により大友氏と相良氏との同盟を締結させ、一気に一大勢力を築き上げた。

 

南の相良氏は先述の通り阿蘇氏とも結び、また伊東氏とも結んでいた。が、木崎原の戦いで伊東氏が没落した後味方を失い、勢力は衰えつつある。

 

という状況下で起こった1578年耳川の戦い。大友が大敗北を喫したこの戦いは、九州全土を震撼させた。

そもそも、今でこそ島津家の強さは知られているものの当時の九州では大友一強だと考えられていた(と思う)。そんな大友だからこそ各地の国人勢力も従属していたわけだ。

ただ、†大友宗麟†は戦の際には遠方の従属勢力をも駆り出したために反発も大きかった。今回の耳川の戦いでも筑前筑後の将が呼ばれ、多くが討ち死にした。筑後15城筆頭の蒲池鑑盛を覚えているだろうか。幼少の†隆信†を助けて佐賀復帰に貢献した義将である(https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/10/01/160149)。鑑盛も耳川の戦いで討ち死にし、跡を継いだ蒲池鎮漣は†龍造寺隆信†に臣従。空白となった筑後征伐に協力した。

その後、筑前に勢力を持っていた筑紫氏、原田氏、秋月氏も大友の後ろ盾を失い†龍造寺隆信†に対抗できず降伏。†隆信†はついに筑前、博多を手にし一躍大勢力となる。

 

その後蒲池鎮漣が反旗を翻し柳川城に籠城。柳川城は難攻不落として有名で、なかなか落とせなかった。†隆信†は和議を結ぶために鎮漣を佐賀城に呼び出し、隙を見て鎮漣を暗殺。多大な恩がある鑑盛の息子を騙し討ちにした件は周辺勢力だけでなく家臣からも評判を落とすこととなった。残虐性で有名な†隆信†の人格はここにも見て取れる。何はともあれ、これにて筑後も平定。

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その頃肥後では大友と組んでいた阿蘇氏が島津の次の標的となった。島津はそれに先駆けて南肥後の大名†相良義陽†を下し、降伏した相良義陽を阿蘇氏攻めの先鋒にする。しかし先述したように相良氏と阿蘇氏はもともと同盟関係であり、相良義陽と甲斐宗運は盟友の間柄でもあった。

板挟みになった相良義陽は甲斐宗運率いる阿蘇軍を前にわざと負ける陣を敷き討ち死に。相良義陽の首を見た甲斐宗運は涙した。

その後島津の本軍に次第に押された阿蘇氏は筑後まで来ていた龍造寺氏に協力を要請。これに応じて†龍造寺隆信†は北肥後に進軍し、島津軍は一旦退却。こうして龍造寺の勢力は現在の熊本県にまで及ぶものとなった。これが龍造寺家の全盛。

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1581年 

 

〜次回予告〜

 

上の地図の中に意味深に残された有馬氏。第4話で龍造寺に臣従したはずの有馬氏はいったいどう動こうとするのか。

 

次回、運命の沖田畷

進撃の巨人 雑談


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↑高校寮にいた顎の巨人(ウォールマリアを登るすがた)

 

※ここから微ネタバレ エヴァみたいにガチファンじゃないから考察とかじゃないです多分

 

 

実は進撃の巨人全巻揃えて読み進めてるんだけど面白いね、あれ。もともとは高校寮の近くの食堂に置いてあったのを読んだのが始まりだった。

 

最初はすぐ飽きちゃって、女型がアニってとこで読むの辞めちゃった。んで数年後に進撃の巨人ヤバいって聞いて、また読み始めたんだけどマジで、ヤバい。

 

何から話そうかとか思ったけど別にここまで読んでる人はストーリー知ってるだろうから最新刊の感想的な感じで。

進撃の巨人がなんで存在したかって、これはユミルの抵抗だと思ってる。ユミルの民が神と崇めるユミルは神であり奴隷だったわけで、ユミルはユミルの民を意のままに操れる一方で王の奴隷として逆らうことが出来ない。だからユミル自身がユミルの民を操ることはなくて、王家の血を引く者の言う事を聞くことしかできなかった。その結果ユミルは「道」で命令されるまま不戦の契りを結ばされ、エルディア人を巨人に作り変えることを永遠に続けさせられていた。ジークがエルディア人を巨人にできるのもジークがダイナフリッツの王家の血を引いてるから。

ジーク「うおぉぉぉお!」

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ユミル「王様の命令や!かしこまりました!巨人作ります!」

 

みたいな。

んで進撃の巨人だけ過去と未来が見れるから、ユミルの過去を知れるのは進撃の巨人のみ。ユミルは自分を救ってくれる2000年後の誰かのために進撃の巨人作ったんかな。

クルーガー「常に自由のために進み続けた」

これは自由になりたいユミルの意志。「道」でユミルはずっと待ってたんだね。

ジークの言った事を拒否してエレンの言う通りにユミルが動いたってことは、やっぱ王家の血を引くのは絶対条件じゃないってこと。王家の血による命令よりエレンの同情に心を動かされた。結局ユミルが全て決めれるんですよ。やっぱ「神」だわ。

 

構図が分かりにくいと思うから僕らの年代のバイブル北斗の拳に当てはめると、ユミルが天帝のルイ、王家の血がジャコウ、エレンがファルコ。そう、天帝編で説明できる。ジャコウが天帝のルイを幽閉して操り、ルイの言葉だと偽って命令をしていた。ファルコも当初それに従っていたが、ケンシロウによって目が覚め最後はファルコがルイを救出しジャコウを殺す。偶然だけどユミルもルイも眼が見えない(ユミルは見えてるかも)。

 

以上、北斗の拳 元斗皇拳の使い手の紹介でした。

 

ママチャリ旅行記

先日、パクられたチャリが2日後にメンテナンスされて返ってきました。

タイヤの空気完璧、チェーンのオイル完璧。ありがとうございました。いや、許さんけども。

 

鍵かけてたのになんで盗られたかな〜と小さな脳みそで考えたところ、100均のクソ安いダイヤル式のやつで1目盛しか動かしていないからだと結論付きました。なので、また今は新しい100均ダイヤル買って2目盛り動かすようにしています(小さな脳みそ)。

 

チャリが返ってきて嬉しかったのでこいつで遠くへ行きたいと思いました。

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どこに行こうか迷って、とりあえず西へ進もうという結論に至った。どこに行き着いたかはまだひ・み・つ

 

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イオンモール茨木で昼飯食って12:00にスタート。イオンモール茨木では美味い牛丼屋でカルビ丼を食べた。イオンモール茨木の中にはすき家とこの美味い牛丼屋があって、この美味い牛丼屋はすき家より高いけど美味くて店の名前を覚えていないから美味い牛丼屋って呼んでる。

 学生証を見せるとなんと500円になる。毎回同じ店員だから学生証出そうとするそぶりだけで「ご提示ありがとうございます😊」って言われる。今度免許証提示してやろうかな。免許持ってなかったわ。

フードコートで食べるんだけど平日の昼間からフードコートは中高生くらいの子が多い。こいつらちゃんと学校行ってんのか?って思う。昔からの茨木市民に茨木の学生はピンキリって言われたけど、はっきりわかんだね。

 

んで出発してすぐ摂津市入って気付いたら吹田市吹田市広すぎ。淀川渡って1時間20分で梅田。まだ先へ進もうと思い行き着いた先がなんと…

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U.S.J!誰も予想できないオチ。

 

往復4時間のママチャリ旅も悪くないね。帰り始めた時は行きと同じ距離帰るの?って一瞬嫌になったけど。

 

旅行記と言いながら出発までの記録が一番長い男。

 

うちの店に来たマジシャン

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うちの店に今日マジシャンが来た。

名前は出せないけど、超有名なマジシャン。

 

私はそんなにマジック信じてないので、テレビとかで見てても「芸人のやつ仕込まれてんだろな〜」とか、「カメラマンが見えないようにがんばってんだろな〜」とか思ってた。

 

店長の提案でマジシャンの方がマジックを披露してくれることになった。リアルで見るのは初めて。

タネも仕掛けも全部見破ってやる!という意気込みで見た。

 

「どなたか指輪を貸してください」とマジシャンは言う。

「私のでよければ」とある社員さんが答えて渡す。

するとその指輪は手の中で煙と共に一瞬で消えて、気付いたらそれはポケットのケースの中でしかもチェーンに繋がれていた。

 

「〇〇さん!(社員の名前)私にだけ教えてください!絶対打ち合わせしてますよね??一瞬でチェーン繋ぐなんておかしいじゃないですか!」

「いや。本当に知らない。なんでやろ、すごいな〜」驚いている演技にしてはクオリティが高い。

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シャンパン借りても良いですか?」と次にマジシャンが言う。店長はモエ・エ・シャンドンを取り出した。マジシャンが持つとそれも一瞬で消えた。風船を膨らました。割った。中からモエ・エ・シャンドン出てきた。

 

「店長まで絶対仕込まれてますよね!??いくら貰ってやってるんですか!!」

「いや、ほんまに知らんよ。」もう誰も信じられない。

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「最後に1000円札を貸して下さい」。しっかり確認して私が1000円札を渡した。それは手で覆う度に10000円札になったり1000円札になったりした。10000円札の時もしっかり確認した。本物だった。何度も英世と諭吉が行ったり来たりした。

 

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佐賀戦国史④ 九州三国鼎立

 

前回→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/11/13/220042

 

(大名の名前には家臣と区別するため††付けるようにしてるけど逆に見辛いという意見もありました。でも、同姓の人が出てきたとき混乱しないように続けます。)

 

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戦国時代の吉野ヶ里

 

前回は世紀の決戦、今山の戦い後の龍造寺隆信の動きを追ったが、今回は他の地方大名の動きを見ていく。肥前には龍造寺隆信しかいなかったわけではない。

 

今山の戦い頃には肥前国東部、現在の佐賀県をほぼ手中にしていた龍造寺隆信だったが、佐賀県の西部で今の武雄あたりには後藤氏、肥前国西部で現在の長崎県には大村氏、有馬氏、松浦氏の勢力が残っていた。

 

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今山の戦い頃の肥前国勢力図(ガバガバ)

 

 この4氏は龍造寺隆信に半ば強引に従属を強いられながらも、今山の戦いでは大友方に味方するなど度々反抗していた。しかし、前話の通り今山の戦いで大友が大敗し、大友が肥前に侵攻しなくなると彼らは大きな後ろ盾を失って没落していく。

 

後藤氏当主、†後藤貴明†は今山の戦い前には一度龍造寺に屈していた。しかし幾度となく反抗し、再び独立体制を築いていた。東の龍造寺を諦め西に目を向けたときぶつかったのが†大村純忠†(後藤貴明の兄)である。

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↑実は後で出てくる有馬氏出身。純忠は大村氏の養子になり、弟貴明は後藤氏の養子になった。

 

大村純忠†は長崎を開港したキリシタン大名として有名で、長崎県大村市(私の生まれた地)を本拠地に長崎沿岸を押さえていた。†後藤貴明†は†大村純忠†攻めのため、松浦半島の†松浦隆信†に援軍を求める。

†松浦隆信†は大内、大友と組みながら長きにわたって松浦半島を治め、子供の†松浦鎮信†に家督を譲ってもなお力を持ち続けた。分裂していた松浦党をまとめ上げた実力者でもあった。しかし、後藤松浦連合軍は大村軍がわずか80名で籠城する三城を落とせず退却。その後†後藤貴明†は多久、武雄北方において龍造寺軍に敗れ、1577年頃には龍造寺に完全従属。ほぼ同時期に松浦家も従属を迫られた。

 

翌年の1578年、大村の戦いで†大村純忠†は敗れ、こちらも龍造寺に屈服。有馬氏も有力家臣西郷氏の寝返りもあり†有馬晴信†の時代に龍造寺に従属した。

 

肥前国全域をほぼ手中にした†龍造寺隆信†。これをもって九州三国時代の幕開けとする。最強は筑前筑後豊前、豊後を治める大友。次に薩摩、大隅、と日向、肥後の一部を治める島津。次に龍造寺。

しかし同年、九州南部で大事件が起こる。日向国耳川において†大友宗麟†が薩摩の雄、†島津義久†に大敗。多くの家臣を失い、大友家の衰退は決定的なものになった。

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島津義久。優秀。

 

さらに、この耳川の戦いでは筑後15城を始めとする各地の将にも参戦を強制していた。その結果、筑後地区、筑前地区の将が討たれたため現地の大友勢力は次第に消えていった。隆信がそれを見過ごすはずはなかった。

 

〜次回予告〜

 

大友勢力を駆逐し遂には筑前、博多をも手中に収めた龍造寺隆信。肥後にも手を伸ばした結果大友を散々に破った島津とも接触。一触即発の危機。

 

次回、龍造寺全盛

ホルモン曲紹介 ①

前もやった気がするけどpart1ってことで。続くかは分かりまへん。

 

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今回は新し目の「拝啓VAP殿」。

 

とりあえず聴いて

https://m.youtube.com/watch?v=dn17-EfMNY8

 

 

ホルモンって版権とかめちゃ厳しいから公式からも昔のPVを消したりしてるけど(メガラバとかビキニとか)、こいつは消さないんじゃないかなぁ。メッセージ性が強い。

 

マキシマムザホルモンは元々vapに所属してたんだけど、2018年にwarnerに移籍。その後ダイスケはんが手術することになって、その発表のあとにしれっと出されたのがこの動画。

 

ヘドバンやりすぎで手術になったからヘドバン封印したダイスケはん。デス声も封印。曲調も割と賛否両論あるけど私は好き。歌詞もいいね。言いやすい字面を並べるのはボーカル亮君の好み。ルイジアナボブとか、上原FUTOSHIとか、メガラバとか、セフィーロレディオカムバックとか。crush&burn!暮らし円満!はい、誰が分かるんでしょうか。

 

拝啓VAP殿のPV、最後らへんになると背景にwarnerのロゴが出て「あぁ、本当に移籍したんだなぁ…」ってなる。マキシマムザホルモン(特に亮君)はVAPのスタッフとの絡みとかも表に出してたから、それが離れてしまうのは少し寂しいような。

 

んで曲の最後に注目して欲しいんだけど最後の「ムェッ!」みたいな掛け声。これはホルモン好き=腹ペコなら何度も書いたことがあるフレーズ。川北猿員とか、ロックンロールチェンソーとか、ニトロBB戦争とか。

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んで、その後流れる一番最後のメロディの箇所が完全にmrタンブリングマンの最後と同じ。2004年の曲。もう14年前よ。私が知ったのは中3だったから7年前くらいだけど、当時から聞いてる人は私以上の懐かしさを感じれたのかなと思うと羨ましいね。

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↑アルバムタイトル糞盤って。アートワークも糞。曲は名曲揃い。

 

ホルモン特集はどこかでやりたかったけどちょうど亮君が入院するみたいなので回復の祈りも込めて。

コロナナモレモモはどうなんやろな。少なくともメガラバは本家の方が良かった。