日本神話学②国産み、神産み
あらすじ→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/06/27/200340
前回→https://tsuki-mecha.hatenablog.com/entry/2019/08/08/213633
②国産み、神産み
まずイザナギとイザナミは地に陸を作ろうとする。天沼矛で混沌の地を「こをろこをろ」とか言ってかき混ぜてたらできた最初の国土、オノゴロ島。ここで2神は人間と同じ性行為をして大八島=日本列島を生み出す。どういう身体の構造してんだ。これを国産みと言う。その後も暇さえあれば交わりまくって次々と神を産んだ。これこそ八百万の神。これを神産みと言う。
今回はここを深掘り。
神代七代の最後に生まれたカップルがイザナギとイザナミ。この神はめっちゃ有名。それもそのはず、この2柱から無数の神と日本本土が産み落とされた。
イザナギとイザナミは上記の通りオノゴロ島を作りそこで「子供でも作るか🏩!」ってなった。最初はイザナミがイザナギに言い寄ってイザナギがそれに返答して行為に及ぶ。
んで生まれたのがヒルコと淡島。これは両者とも身体が不完全だった。イザナギとイザナミは「なんで?」ってタカミムスヒノカミ(造化三神)に尋ねたら、「求婚するのは男神から」と。
またオノゴロ島🏩に戻って今度はイザナギから言い寄ってイザナミが返答。そうすると今度はしっかりした神としっかりした国土、葦原中国(日本列島)が生まれた。
これは完全に当時の結婚の様相と男性社会を象徴している。社会規範すらも神によって作られたものなんだって。
その後もたくさんの神を生んだ。陸地のボスであるオオヤマツミだったり海原のボスであるワダツミだったり。でも最後に火の神であるヒノカグツチを生んでしまう。ヒノカグツチは松岡修造みたいなアツい神で、身体中からガチの炎が出てる。そのせいでイザナミは産み落とす時に腹を全部焼かれて神去る(かむさる=死ぬ)。
ブチ切れたイザナギはヒノカグツチを3段斬りしてぶっ殺したけどその3つに分かれた死体からもそれぞれ別の神が生まれる。これが日本神話の醍醐味。
以上。次回は遂に三貴子が出てきます。